リズムの習得と子どもの発達に関する知識

音楽教室を開講するにあたり、まず考えたことは
ピアノのテクニックや技術をどうやって伝えるか❔でした。
そのためのテキスト選びや自分が今まで学んできたことをただ思い出したりしていました。

対象を何歳からにするか、
レッスンをするにあたりどのような特色を出すか、などは全く考えていませんでした。

何の特長もないため、魅力的に映ることはなくお問い合わせは皆無。
そこで教室の色を出すべく何を学ぶべきかを何年も模索していきました。

たどり着いた答えは、リトミック。
2014年からリトミックを学び始め、今年で１０年目を迎えます。
リトミックから得たものはたくさんありました。
まず、リズムの習得。
音楽をずっと学んでいましたが、これほどまでに多面的にリズムを学ぶ機会はありませんでした。
音楽講師であるためには、必要不可欠な教育だと思います。
「まず、リズムありき」
リズムを深く理解することで、レッスンの内容が濃くなり、何か音楽的な理解が追い付いてない生徒さんに対して、多種多様な方法で対応できるようになりました。
また、演奏が上手くできない時期でも、ピアノが弾けなくても、歌が上手く歌えない時期でも、音楽を身体の動きで経験することを通して「音楽って楽しい」「音楽って面白い」気持ちを共有できるようになりました。
次に、子どもの発達の知識。（心と身体の発達）
リトミックは乳幼児期や幼児のための教育ではありませんが、リトミック研究センターでは０歳からのリトミックを習得できるため、子どもの発達に関しても（リトミックを通して）学ぶことができます。
これは、音楽の技術を磨くことと同等の価値があります。
レッスンはスキルを磨くだけの時間ではありません。まずは生徒さんを知る。そして信頼関係を築くことが重要です。
そのためには、子どもの発達段階やその順序などを知る必要があります。
安全に安心して生徒さんとのレッスンができるような配慮や言葉遣い、環境整備などにも気を配ることが、大切であると気づかされました。

今たくさんの方に当教室に通ってくださっているのは、当教室の特長を理解していただいているからだと思います。
リトミックを真剣に学んできてよかった！
新年度からまた新しい生徒さんとのレッスンがスタートします。
初心を忘れず謙虚な気持ちで臨みたいと思います。

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2024.2.23