リトミック難しいから行きたくない
本来リトミックは楽しい教育です。
レッスンにおいても、楽しいことを準備して臨んでいます。
step5クラスの〇ちゃん。
先週のレッスンの出来事でした。
教室に入りたくないと駄々をこねていました。理由は言いません。
「体がきついときは休んでいいからね。」と言っても、少し興奮していて言葉が届かない様子でした。
今月に入って少し情緒が不安定な場面が見受けられました。
理由はいくつかあるようです。
来月から小学生になる〇ちゃん。レッスンに来る前に、お友達と遊んでいることが多いようです。
そのお友達は、小学校が別ということで「レッスンに来るんじゃなくて、もっと遊びたかった・・」と呟いていました。
また、同じグループの○ちゃんが、転勤により教室を辞めることになりました。
それも悲しかったようです。
step5クラスの後半ともなると、内容がぐんと難しくなります。
〇ちゃんが好きな活動もありますが、新しく学んでいる〈補足リズム〉に関しては、「むずかしくなったなあ・・」と言っていました。
活動の難しさや、環境が変わった、変わることに関して敏感になってきていることに気づきました。
ですので、今回のリトミックはカリキュラムは少し、後は「実験」と称したリトミックを行いました。
最近購入したリトミックの本に、身体をたくさん動かす、運動に重きをおいたリトミックが載っていました。今回は新聞紙を使うことにしました。
①新聞紙を畳まない状態からアイロンがけ(4拍子)→だんだん新聞紙を小さくしていきます。3拍子・2拍子でアイロンをかけました。
②新聞紙に乗ってスケートに挑戦。大きなフレーズを感じました
③新聞紙を広げた状態で、傘にする。頭部に載せて傘を落とさないように音楽に合わせて歩き、バランス感覚を鍛えました。
④新聞紙を王冠に見立て歩く活動。
⑤王冠がボールキャッチャーに変身。本物の軽くて小さなボールでキャッチボール。
⑥最後は、丸めてボールにして、的当てゲーム。アナクルーシスを感じて投げました。
同じグループの△ちゃんと、本当に楽しそうに嬉しそうに活動してくれました。
△ちゃんが帰った後は、ピアノをチャチャっと弾き終えて、今度は「輪投げしたい!」と〇ちゃん。お迎えが来る間の時間、輪投げをすることに。
奥の椅子の足にかけると点数2倍になるルール
輪投げの様子
使ったのは大きさが違う手作りフープ。大きいフープが入ったら1点。小さいものが入ると2点。
数の計算にもなる活動。それがまた良かった様子で、何度も挑戦していました。帰るときは「楽しかった~」と〇ちゃん。その言葉にほっとしました。
身体をたくさん動かして笑いもたくさん。時には、開放的で自由なリトミックもいいものですね。
2023.3.23
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