自分の手や身体を使って
子どもは動いて学ぶ
モンテッソーリ教育の本を何冊か読みましたが、とても印象深い言葉で、レッスンで指導するときに、いつも心に留めている言葉でもあります。
子どもは、もともとほとんどのことができる力を持ち合わせています。
なので、大人の役割はその子がしたいように見守り、できるようになるように少し手伝ってあげます。
その時は、かならず「手伝っていい?」と許可をとります。
これは意外と難しいことで、つい何も言わず「代わりにやってあげる」というお節介をしがちです。
ピアノで見本を弾くときも、「弾いていい?」と許可を取らないと、かんしゃくを起こしたりと大変なことになることもあります。
私は、何をするにも未完成で準備を終わらせます。
最後の仕上げは生徒さん。
「自分で仕事を終えた」感覚がある生徒さんは、俄然やる気になるのと、最後まで自分でできた達成感があります。
似ているところでいえば、自分で種をまいて、水や肥料をやり、野菜などを収穫する喜び、です。
何でもしてあげるのではなく、自分の身体の筋肉を使って動くことで、子どもはいろいろな学びを手にすると感じています。
2021.8.1
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