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ピアノ、表現する楽しさを感じてほしい


私が目指すこと

教室では、バイエル下巻を使用しています。
当教室は、カワイピアノグレードテスト対応教室です。
グレードテストの課題曲はいろいろな教本から出題されますが、バイエルが弾きやすいのではないかと思うので、バイエルを使用するようにしています。
バイエルも後半になると、いろいろな音楽的なねらいがみられるようになります。
リトミックを学ぶようになってからは、例えば複リズム、リズムパターン、リズムフレーズ、バイナリー、ターナリー、倍加半減など意図をくみ取り、そのためにどのようなリトミックをするか、どう指導するか選択肢が増えます。
バイエルを批判する方もいらっしゃいますが、本当にいろいろな要素を持ち合わせていて、リトミックがしやすい、優秀な教本だと感じずにはいられません。

先日、バイエル後半の曲を課題にした生徒さんのピアノレッスンがありました。
練習している甲斐があり、難なく演奏できました。しかし、音楽的な表現が少し乏しい感じを受けましたので、一方的に言葉で伝えるのではなく、楽譜を丁寧に見たり、その音楽記号が意図していることを考えることに時間を費やしました。

言葉で伝わらないことは、リトミックを通して感じてもらいました。
〇さんはリトミックする前の演奏とリトミックをした後の演奏に、少し違いを感じている様子でした。
〇さんは真面目な性格なので、何かを表現したりすることがあまり得意ではないとは思いましたが、少しその殻を破る経験をさせてあげたいと思いました。
レッスンが終わった後、見学していた保護者様が「演奏が全然違っていたよ!」ととても嬉しそうに声をかけていらっしゃいました。
きっと夢中で弾いているご本人より、そばで聴いていた保護者様の方がその演奏の違いを感じやすかったのだと思います。

その表現がもっと自分から考えて創り上げていくようになったり、またその考えていたことが実現できる経験をすると、ピアノはもっと楽しいと感じるようになります。
難しくなるけど、面白くなるのです。

実際に中学生になるころから、ピアノが好きになった生徒さんはたくさんいます。
それが私が目指している本当の姿です。

 


音楽教室, 教室ブログ

2025.9.23

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