教室でクラフトを行う意味
当教室では、できるだけクラフトをレッスン内で行うようにしています。
レッスンの進行上問題ないと判断したときには、リトミック研究センターは隔月送付される機関誌〈りとみっくひろば〉のクラフトを使用します。(機関誌は全クラスに配布いたしますが、クラフトはstep2クラスからstep5クラスまでのものが掲載されています)
ねらいはいくつかあります。
まずは、色塗りやはさみやのり付け、折り紙などの微細運動の向上。
実は、年齢の割に難しいものもあるこのクラフト。保護者担当の折り紙などは、難易度が高いものもあります。
作業時間も時間がかかりますし、怪我をしないように目を配ったりする必要もあります。
しかし、本当にクラフトが好きな生徒さんが多く、次のクラフトを楽しみにしている生徒さんがほとんどです。
リトミック研究センターのクラフトは、季節感があるばかりか、空間認識力を意識して配置したり、語彙を増やすきっかけとなったり、想像性を掻き立てたり・・とてもよく考えられていると感心します。
また、step3クラスまでは、お母様と一緒に活動しますので、クラフトの時間を通してお家の様子などをお聞きしたり、何か困りごとがないか尋ねたり・・とコミュニケーションを深める時間ともなっています。
音楽的な活動が苦手な生徒さんも、クラフトの時間はみんなのお手本となったり、園ではさみの活動の時間に、先生を驚かすほど集中して難しい課題をクリアしたりしている、という話は、今まで何度もお聞きしました。〔はさみの先生〕という愛称の生徒さんも2名いました。
技術的な面だけでなく、心の成長と保護者様との貴重なコミュニケーションを図れるクラフトの時間。
教室ではこれからも続けていく活動です。
2022.11.14
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