待つことが仕事です
昨年秋から教室に通ってくださっているstep4クラスの生徒さん。
音に関する活動が好きな男の子です。
おおらかな面があり、時折集中して周りが見えにくくなることがあります。
そんな〇君を見て、「つい、急いでと言ってしまいます」とお母様。
リトミックレッスンはそういった面で言えば〈特別な時間〉かもしれません。
生徒さんの好きなこと、苦手なことを観察するため、時に待つ時間があります。
特性を知ることは、レッスンにおいてとても大切なこと。
また、信頼関係を築くうえでも重要なことだと考えています。
何をしたいのか、何に興味があるのか、注意深く観察しその後のレッスンの構成を立てます。
生徒さんを知ったうえで、生徒さんの能力を引き出す活動を行います。
待つことは講師としての仕事です。
意外に難しい〈待つ〉〈見守る〉こと。
音楽教育でありながら、静寂した時間があるのはリトミックならではかもしれません。
2023.3.3
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