補足リズム、習得してピアノレッスンで活かす
step5クラスから「補足リズム」の活動が始まります。
補足リズムは、表面に現れないリズムを最小単位の音価(クロノス)を手拍子などで体現されたリズムのことです。
少し分かりづらいリズム活動なのですが、何年も時間をかけて少しずつ学びます。
このような高度なリズム活動をピアノレッスンで活かさないのはもったいないことです。
補足リズムの効果として「拍の保持」があげられます。
例えば、アンサンブル演奏などで演奏する場合、一人一人の拍感が違っていると演奏になりません。最初は合っていたとしても、途中でずれてしまうこともあります。補足リズムを感じることでビートが乱れることを防ぐ効果があります。
小学生リトミックコース、〇ちゃんのレッスンにて(動画あり)
〇ちゃんはリトミック歴4年の生徒さんです。
小学生になってからは、ピアノ15分・リトミック30分のレッスンを続けています。
新しい曲に移りました。バイエル57番。
まず気になったのは、♪が2つ続いた後の2分音符。両手奏になれば弾けるとは思いますが、片手でもきちんと音価を保ってほしい。
もう一つ。その後の♩♩♩のリズム。やはり早くなる可能性があります。
〇ちゃんは弾いたことがない曲でしたので、本当に拍が乱れた訳ではありませんが、まずはリズムを認識してもらうためにも、補足リズムの活動を行いました。
譜読みの手伝いはあまりしませんが、このようにリトミックを少しすることで曲への親しみが増す効果がありますので、できるだけリトミックを取り入れています。
リトミックを学ぶことで、音に囚われがちな音楽に深みを与えます。
音楽にはいろんな要素があり、いろんな楽しみ方があります。
リズム・音(メロディー)・ハーモニーという音楽の三要素を、体現することができるリトミック。音楽を学ぶ全ての人に知っていただきたい教育です。
音楽教室, リトミック, 教室ブログ, リトミックピアノコース リトミック|ピアノ|ピアノリトミック
2024.2.18
コメントを残す