「教えながら、教えなさい」
どう指導するべきか?自分なりの方法を見つけました。
モンテッソーリの言葉に、「(訂正せずに)教えながら、教えなさい」があります。
子どもに何か教えるとき、訂正したり否定せず、教えることだけに注力する。
この言葉に出会えた時、すごい、と思い感動しましたが、と同時に「とても難しい」とも思いました。
子どもは否定されると、表現したり発言したりすることに恐怖を覚えます。
どうせ、間違う。間違ったら恥ずかしい。怒られるのではないか。
いろいろな負の感情が沸きます。
講師はいろいろな方法で、子どもを観察し、子どもが自分の力で解決できるように導かなくてはいけません。
しかし、頭で理解していても、言葉や態度はうらはらで、つい「ここ違う」と言ってしまうことがあります。
私なりに考えて、ピアノコースで実践している「教え方」があります。
それは、「歌うこと」。
生徒さんの演奏で間違えている箇所がある場合、私はそのメロディーを歌います。
「違う」という言葉より柔らかく音楽的。
耳が良い生徒さんたちは音の違いに気づきます。
音楽は音楽で指導することにもつながっていると思います。
リトミックを学ぶことで、ピアノの指導もかなり変わりました。
以前より、私もゆとりをもって指導できるようになったような気がします。
2024.8.28
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