生徒さんを信じて
私は基本的には怒りません。
私が指導を受けてきた先生方に、私はあまり怒られた記憶はありません。
しかし、いつも緊張して、自分から話しかけたり、質問したりすることはなく、常に受動的なレッスンだった気がします。
それは、先生方よりも私自身の性格によるものです。
今では(どちらかというと)社交的に見られますが、当時は人見知りが激しく、打ち解けるのにとても時間がかかっていました。
レッスンは人間対人間で行われるもの。技術的な向上を目指すには、やはり信頼感関係がないと実現しません。
こういった自身の経験も踏まえて、私は常に生徒さんとのコミュニケーションをとるようにしています。
・わからないまま進めていないか?
・生徒さんの心の声を聴こうとしているか?
・押さえつけの指導になっていないか?
自問自答を繰り返しています。
時間をかけて、受け入れてもらっていると感じてからが勝負です。
「なんでも許してもらえる」「わがままを通しても大丈夫」
音楽講師として指導していますので、友達でも親しい大人の一人でもありません。
そういった行為が見られら場合、私はきっぱりと叱ります。
感情的にならず、理由を述べて、淡々と、短く簡潔に。
きちんと話せば、伝わる。
レッスンがレッスンとして成立させるため、生徒さんを信じてそうしています。
2020.9.15
コメントを残す