リトミック講師としてのプライド
リトミックは、小さい子どものためのもの。お遊び的な要素が強い。私はリトミックを経験するまで、そんなイメージがありました。
しかし、2014年のリトミック研究センターの春季特別講習会を受講したことで、その考えは覆りました。
音楽講師としてできて当たり前の複リズムができなかった。(この場合は手と足のリズム)
基本的なステップを踏むことができなかった。
音楽を指導する立場として、リズムの再現ができないことは致命的で、今のままではいけないと痛感したことを覚えています。
リトミックを指導する上で、必要なことはリズムの習得ばかりでなく、子どもの発達に見合った指導をすることが大事だということも学びました。
自分主体ではなく、子ども主体。子どもができないのは、その子を観る力が備わっていないため。
リトミックは誰でも体験できる楽しい教育ですが、リトミック指導は高い技術が必要です。
高いリズム力、音楽の基礎知識、ピアノ演奏、即興演奏、月齢別子どもの発達の教養がある。
また、ピアノを見ず演奏しながら、子どもの動きに注力し、子どもが今できることを瞬時に把握し、次に繋げるための活動を見極める。
一度にたくさんのことを考えて動く力が必要なのです。
理想のリトミック講師像に近づくために、日々鍛錬をしていますが、終わりはないといつも感じています。まだまだ未熟な私ですが、それでも多岐にわたって学んできたことは無駄にはなっていません。これからもリトミック講師のプライドを保ち続け、謙虚に学びを深めていこうと思います。

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2025.4.6
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